PC/104バス|組込み用 4軸モーションボード|HPC104-CPD364|モーションボード


位置決め及び直線・円弧補間ボード

HP104D−CPD364  PC/104 based 32bit 4Axis Motion Controler

Unit Type HP104D-CPD364MR

組込み Type(コネクタボードスタック) 
HP104D-CPD364CB

組込み Type(フラットケーブル用)
HP104D-CPD364KR
 

概要

・PC/104ダブルサイズに4軸モーションコントロールと DIO16in/16outが搭載された組込タイプの標準CPDシリーズボードです。
・豊富な機能の中から用途に合わせてコネクタ・ピン機能を切替えられる「マルチピンファンクション」を採用しています。
・フラットケーブルも接続可能で、装置への組込みが可能です。弊社の PC104 バス製品(HUSB − BRG1040) をスタックすることにより、 USB による制御も可能です。
・各種製造装置、検査装置、搬送装置、ロボット、自動機等の制御に最適です。

特長

独立位置決め・4軸直線・2軸円弧補間 DIO16in/16out付
最高6.5Mppsの高速制御
移動中に所定位置ごとにカメラ・トリガーができる
・・・・同期カウントパルス出力
移動中に目的位置の変更が可能
・・・・位置のオーバライド
無駄な軸移動時間が省ける
・・・・指定点通過で他軸スタート
連続移動の途中のセンサ検出点から位置決め開始
・・・・位置決め管理開始機能
振動対策に非対称な加減速制御ができる
・・・・加速時間≠減速時間
高速連続ブロック構成が出来る
・・・・単独加速・定速・減速ブロック
各社製PC/104CPUボードをスタックしコンパクトな組込システムを実現可能 
別売のUSB−PC/104ブリッジを挿せば、PCからUSB経由で制御可能
WindowsXP/2000/NT/98は「ドライバ」「ライブラリ」「サンプルソフト」「動かしてみる」を標準添付。
MS-DOS版、リアルタイムOS、其の他のOSにつきましてはご相談下さい。
  タイプ別 特徴  
   [Unit type」
MDRコネクタにより接続使用向き (丸ケーブル)
CPD364MRを2式スタックにより8軸に増設

HP104D-DIO364、HP104D-DIO396とスタックしてDIOを増設可能

3.5inchCPU採用により筺体にコネクタ面が揃う

一般のPC/104ボードをスタック、増設できる
   [組込み type」 CB type
モータ、軸センサーのコネクタボードをボードに重ねる構成により、同一筺体に置かれるドライバへの配線がし易い

DIOボードのコネクタもフラットケーブルが使用できる

一般のPC/104ボードをスタック、増設できる

 

 [組込み type」 KR type

コネクタは全てフラットケーブル用コネクタを使用
 
 
 
 
 
 
 
 

基本性能


基本仕様
制御軸
仕様
制御方式 最大4軸制御
(1)4軸 独立位置決め
(2)2〜4軸直線補間
(3)2軸円弧補間
制御LSI PCL6045
(日本パルスモータ製)
位置指令 指令方式 位置パルス列指令出力 出力素子:差動ドライバ
位置指令範囲 -134,217,728〜+134,217,727[パルス]  
指令座標 相対座標指令  
連続送り時の指令範囲 指令位置範囲制限なし  
位置のオーバライド 位置決め動作のみ可能 位置完了以前に目標位置変更
速度制御 速度レンジ 0.1pps〜6.5Mpps(倍率0.1〜100)
但しエンコーダ入力速度は 差動入力時 = 6.5MppsMax(x4倍時)
 

速度レジスタ長16bit(65,535)

1倍モード :1〜65.535kpps
10倍モード :10〜655.35kpps

線速度一定制御 2軸円弧、直線補間の場合:√2制御
3軸直線補間の場合:√3制御
4軸直線補間の場合:√3制御で行う
 
速度オーバライド (1)定速送りは全ての場合に可能
(2)加減速を伴う場合:位置決め、直線補間、連続送りのみ可能
 
加減速
制御
自動加減速方式

(1)位置決め、直線補間は以下の機能が可能: S字加減速、部分S字加減速、直線加減速、 (いずれも三角駆動回避機能あり)、 自動加減速時:非対称加減速勾配可能

(2)円弧補間の場合も自動加減速可能
 ただし、線速度一定制御不可

加速減速など勾配時の加減速範囲
直線加減速:2.7ms〜 871s
S字加減速 :5.4ms〜1742s
機能仕様
加速、減速ブロック機能 加速ブロック、定速ブロック、減速ブロック構成可能 但し、減速点はマニュアル計算
原点復帰制御 原点復帰方法 センサ原点、Z相原点、ELS兼用原点に対し13種類の復帰方法
原点サーチ 有り
原点抜出し 有り
カウンタ機能 指令位置(指令パルスカウント)
機械位置(エンコーダカウント)
汎用カウンタおよび脱調カウンタ
軸当り4式
コンパレータ コンパレータ1,2:±ソフトリミット用途
コンパレータ3〜5:汎用
軸当り5式
エンコーダ入力/パルサ入力 エンコーダ入力とパルサ入力は択一/各軸に1式
  (入力速度:基本仕様 速度レンジ参照)
バックラッシュ補正 動作方向が変化する毎に自動的に補正パルス挿入
スリップ動作補正 動作方向に関係なく補正パルスを挿入
位置決め監視開始信号 連続送り中に信号(PCS)入力で位置決め開始
アイドリングパルス機能 パルスモータの加速特性向上に有効な機能
停止時振動抑制機能 パルスモータの停止時振動抑制に有効な機能
マシンインターフェース ±ELS、OLS、DLS、エンコーダA,B,Z相/軸当り
サーボインターフェース 指令パルス出力(差動)、SVALM、INPOS、サーボリセット、サーボON、サーボ偏差カウンタクリア
汎用入出力機能
入力部 入力点数 16点

入力形式

フォトカプラによる絶縁入力(TLP280-4相当品を使用)
定格入力電圧 DC24V
使用入力電圧 DC21.6V〜DC26.4V
定格入力電流 5mA
入力抵抗 4.7kΩ
応答時間 1msec以内    (注1)
入力点数/コモン数 16点/1コモン  (注3)
入力論理 入力のフォトカプラONで内部論理 ”1”
出力部 出力点数 16点
出力形式

フォトカプラによる絶縁、オープンコレクタ・トランジスタアレー出力

 (TD62084相当品を使用)

定格負荷電圧 DC24V
使用負荷電圧範囲 DC21.6V〜DC26.4V
最大負荷電流 80mA
応答時間 1msec以内    (注2)
出力点数/コモン数 16点/1コモン  (注3)
出力論理 内部論理 ”1”で出力のトランジスタがON
 

注1.入力コネクタピンに信号が入力されてから、信号がボード内部で認識されるまでの時間

注2.ボード内部で出力が実行されてから、信号が出力コネクタピンに出力されるまでの時間

注3.モーション部のマルチピンを汎用入出力として設定した場合、最大「入力30点/出力28点」

追加オプション機能
非常停止 J4コネクタ信号の49ピンを非常停止入力に割り当てる。(ジャンパ設定必要)
ボード間同時スタート J5_Milコネクタによりボード間同時スタート、ストップ機能可能。
周囲条件
消費電流 1,100mA MAX
温度条件 0℃〜50℃ ただし、結露ないこと
ボード形寸 横101.60mm × 縦215.30mm (PC/104規格外サイズ)
アクセサリー
CPD364MR

●モータ用ケーブル&コネクタボード

・100pinMDRコネクタ

・ケーブル HCL-018W

・コネクタボード ACB-SU1004/* *はMR,MS,MS(D)を指定

●DIOケーブル&コネクタボード

・40pinMDRコネクタ

・ケーブル HCL-055W

・コネクタボード ACB-TM40

CPD364CB フラットケーブル HFC-006(DIO16/16用)(50cm片側切り離し)
CPD364KR

フラットケーブル HFC-005(モーション用)、HFC-006(DIO16/16用)(50cm片側切り離し)